「従来(昭和)型上司」のジレンマ

昨年末より、「Z世代の部下」をもつ上司のための部下指導術やコミュニケーション術といった講演や研修が続いています。

昭和の高度成長期に、終身雇用制や年功序列が当たり前の社会で働いてきた「従来(昭和)型上司」は、「X世代」といわれています。(1964年から1980年生まれ*諸説あり)

それに対して、我が国においてもデジタル化が急速に進み、失われた20年といわれる不景気の時代を生きてきた部下の世代は、「Z世代」(1995年から2010年生まれ*諸説あり)といわれています。

この二つの世代は、人生観や労働観、コミュニケーションの取り方などが大きく違うため、職場においても実にさまざまな問題を引き起こしています。

とはいえ、部下を預かる上司としては、世代間ギャップが大きいZ世代の部下をマネジメントし、成果を上げ育てなければならない訳ですから、この問題は深刻です。

そもそも、仕事の仕方が大きく変化するなかで、上司が部下をどう育てればよいのかが未知であり、その方法も未知なのであれば、この先も上司が「育てる側」という仮定が成り立つのか。

また、今までのように上司が育てる側であり続けるためには、どのようなことが求められるのか。

この問題は、上司として避けては通れない難問です。

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