本日3月8日は、女性への差別をなくしていくことを目的に定められた「国際女性デー」です。
時同じくこの3月、英誌エコノミストが、先進国を中心とした29か国を対象に、「女性の働きやすさ」を指標化した2022年のランキングを発表しました。
首位のアイスランドをはじめ、上位は北欧諸国が占め、日本は2016年から7年連続で29ヶ国中28位であり、最下位は韓国です。
日本は、有給による父親の育児休暇の取得状況については、29ヶ国中で最も良好でしたが、給与水準の男女格差や企業の要職や国会議員に占める女性の割合では、いずれも最悪か、最悪に近い水準にとどまっています。
同誌は、日韓両国について「家庭と仕事のどちらかを選ばなければならない状況にある」と指摘しています。
我が国において、この問題を引き起こしている最大の要因は、「男性は仕事、女性は家庭」と、性別によって、社会的な役割が固定されてしまっていることです。
問われるべきは、性別ではなく、個人の「能力」や「志」であり、変革すべきは従来の価値観。
まさに、時は「いま」、待ったなしです。