「秘書概論」⑮「秘書の存在と女性の活躍~株式会社資生堂の歴史に学ぶ~」

秘書概論の授業の最終回は、株式会社資生堂における女性活躍推進の歴史と共に、その歴史に大きな影響を与えた3人の秘書について学びます。

まず、資生堂の歴史において忘れてはならないのは、特筆すべき3人の人物です。

まず、1872年(明治5年)資生堂薬局を創業し、社会通念や価値観にとらわれることなく、自らの責任において積極的に女性を採用することで、女性の職業を開拓した創業者の福原有信氏。

次に、女性が働くことに意味を認めた創業者の信念を受け継ぎ、1927年(昭和2年)に株式会社資生堂の初代社長へ就任し、「男女すべからく働くべし」との信念のもと、女性の採用と管理職への登用を本格化した福原信三氏。

そして、女性管理職の登用を定着化させ、「女性も男性も、ともに、“自分らしさ”を発揮できる職場づくりをめざす」との企業文化を確立した第10代社長の福原義春氏。

なかでも注目すべきは、福原義春氏が女性の可能性を信じ、国内の女性管理職教育の実施を決断した理由です。

それは、福原義春氏が資生堂アメリカの社長就任中、彼を支えた現地の3人の歴代女性秘書の能力の高さと、有能な働きぶりにあります。

福原氏にとって、その3名の秘書は、どのような存在であったのか。

また、その3人の秘書は、女性の活躍推進にどのような影響を与えたのか。

秘書概論のまとめにふさわしい、深い学びを期待しています。

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