公開講座「気がきく人のコミュニケーション術セミナー」に出講しました。
本年で本講座も7年目となりますが、ここ数年は、若年層の男性のご参加が増えています。
「気がきく」というと、男性のビジネスパーソンには不必要な資質だと思われがちですが、昨今では、「営業マンとして自分に付加価値をつけたい」「職場での人間関係を改善したい」という若い男性が増えているようです。
そもそも、本セミナーのテーマでもある「気遣い」には、どのような価値があるのでしょうか。
日々の業務でただでさえ忙しいのに、周囲の人に気遣いなんてする時間も余力もない、そう感じている方も少なくはないはずです。
ところが、これについては、京都大学の藤井聡教授が提唱されている「認知的焦点化理論」に一つのヒントを見出すことができます。
この「認知的焦点化理論」とは、ひとことで言えば、「他人に配慮できる人は運がいい」という学説です。
未だ続くコロナ禍で、人と人が分断されがちな今こそ、大いに気遣いを発揮して、自分の周囲に盤石なネットワークを築くことが重要です。
本セミナーにおいて、皆さまが習得された気遣いの極意が、一つでも多くの価値を生むことを期待しています。