性別による無意識の思い込みとは

内閣府が初めて実施した、性別に基づく無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)についての調査結果が発表されました。

調査結果によると、回答者の76.3%が、何らかの性別による無意識の思い込みが「ある」と回答したことがわかりました。

調査は性別による役割や思い込みに関する36項目について尋ねたものですが、家庭・コミュニティシーンについては、男女ともに、「男性は仕事をして家計を支えるべきだ」(男性50.3%、女性47.1%)が一位。

職場シーンについては、一位が「育児期間中の女性は重要な仕事を担当すべきでない」(男性31.8%、女性30.7%)。

二位は「組織のリーダーは男性の方が向いている」(男性25.7%、女性22.4%)。

このことから、本調査は、家庭や職場で「女性は家事」「男性は仕事」といった固定観念が、男女双方に強く残っていることが浮き彫りになったとしています。

また、本調査は、男性の方が仕事と家事の分担に関して、性別役割分担意識が強く、男女ともに、年代が高いほど性別役割分担意識が強いと分析。

これらの思い込みは、男女共創社会の実現を妨げる要因にもなるだけに、既存の価値観に固執せず、新しい価値観にも柔軟でありたいものです。

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