短期大学で、15回にわたる「秘書概論」の講義が終了しました。
秘書士の資格を取得するためには、1年生の間に秘書概論を選択履修し、2年生に進級すると、さらに1年をかけて、秘書実務を履修するという学びの機会が続く訳です。
SNSの普及やAIの進歩に伴い、秘書そのものの存在意義が問われ、秘書は今や絶滅危惧種とさえ言われています。
しかし、そのような背景があるにも拘らず、実に多くの大学において、未だに秘書学は学ばれ続けています。
これは、ビジネス社会において、ビジネスパーソンに必要な実践的な能力は、秘書学の学習を通して、かなりの部分を習得することができるからに他なりません。
言い換えれば、この秘書に関する知識やスキルは、ビジネスパーソンにとって必要不可欠な「ビジネスの基礎力」であることを意味しています。
そのため秘書学は、大学教育や企業の新入社員研修においても今しばらくは、学ばれ続けていくものと考えられます。
いずれにせよ、皆さんの半年にわたるこの学びが、確かな力となり、未来に役立つことを願っています。