短期大学で「秘書概論」の講義をしました。
本日の講義は「秘書とキャリアデザイン」です。
ここ数年の社会の変化は著しく、2016年には、働く女性が企業に貢献しながら、仕事とプライベートを充実させ、人生の価値を高めることをめざす「女性活躍推進法」が施行されました。
また、ダイバーシティやワーク・ライフ・バランスの実現へ向けた動きも加速しています。
そのような中、プロフェッショナルとして業務の経験を積んだ秘書が、仕事だけでなく、自分の人生そのものをどのように切り開いていくのかを自分の意思でデザインする場合、いろいろなキャリアの可能性が考えられます。
現実的には、秘書経験者のその後のキャリア形成は、概ね次の4つに分類することができます。
一つ目は、企業内の異動による職種変更、二つ目は、高い専門性を活かしたスペシャリストへの転向、三つめは、学術者へ転身、四つ目は、起業するといったパターンです。
いずれにせよ、女性秘書にとって選択肢の自由度が広がる分、自己責任も大きくなりますが、自分の人生の全権を握るのは、ほかの誰でもない自分自身であることを自覚した上で、キャリアを切り開いていくことが重要です。