短期大学で「秘書概論」の講義をしました。

本日の講義は、「秘書の働き方と社会の変化」です。

秘書の働き方の変化には、情報システムの進展が大きな影響を与えています。

例えば、今までは秘書が行っていたアポイントメントを取ったり、出張の際の航空券やホテルの手配をボスが直接自身で行うケースがそれにあたります。

そのため秘書は、従来以上にボスとのコミュニケーションを緊密にとり、業務の内容や進捗状況を共有する努力が必要です。

また、これからの秘書には、法務や財務というような上司の業務に関する独自の高い「専門性」や、臨機応変な対応や心遣いといった人間にしかできない業務の領域において、高い「状況対応力」を身につけることが不可欠です。

さらには、日本の伝統的な「固定的性別役割分担意識」により、「女性は間接補佐型秘書」というように、業務の領域が限定される傾向があります。

しかし、今後は、ボスの本来の業務を直接補佐する「直接補佐型秘書」として、活躍する女性秘書が増えることを期待したいところです。

いずれにせよ、女性活躍推進法や労働施策推進法、働き方改革関連法などの法整備などにより、秘書を取り巻く環境も大きく変化することが予測されますので、秘書の在り方や働き方も含め、秘書は進化し続けることが必要です。

次の講義は「秘書とキャリアデザイン」です。

参考資料:日本秘書協会の機関誌「秘書」に寄稿文が掲載されました