短期大学で「秘書概論」の講義をしました。
本日学ぶ秘書の業務は、「総務・庶務的業務」についてです。
この総務・庶務的業務の主な内容は、「総務・経理・庶務業務」と「冠婚葬祭関連業務(慶弔管理、または、慶弔業務)」の2つです。
なかでも秘書の業務において、冠婚葬祭関連業務は、人間関係や企業活動を円滑にする上で非常に重要な役割を果たします。
慶弔管理の対象とする領域は、主に「慶事」「弔事」「お見舞い」「贈答」が挙げられますが、万が一失態があれば、それは秘書本人だけでなく、その企業の役員、引いては所属する企業や組織の信頼が失われることにつながります。
それだけに、冠婚葬祭関連業務を担当する秘書は、慶弔や贈答のマナーの基本を身につけると共に、昔からの習わしや現代の新しい流儀にも精通し、臨機応変に対応する力が求められます。
次の講義では、細やかな配慮や高い調整能力が不可欠な「コーディネート業務」についてです。