老舗旅館のスタッフの皆さまを対象とした「“おもてなし力”向上研修」を担当しました。

昨年12月からスタートした本研修の目的は、接客の基本の体得と共に、日本の文化でもある「おもてなし」を実現するための心のあり方や表現方法を深めること。

そもそも「もてなし」とは、まさに「持て成し」と書き、語源には二つの意味があると言われています。

一つ目は、まさに「ものを持って成し遂げること」ですが、この場合のものは、物だけではなく、むしろ心の部分が大きいといえます。

二つ目は、「表なし」は「表がないから裏もない」訳ですから、「表裏のない“心”で接すること」という意味。

つまり、おもてなしの善し悪しは、「もてなす側の心」がすべてを決めるのです。

もてなす側の表現方法や所作はもちろん重要ですが、本研修を通して、受講者の皆さまに私が一番お伝えしたかったのは、この「おもてなしの極意」に他なりません。