2017年の新入社員研修が続いています。
ところが、すでにSNS上では、この春入社した新入社員の「もう辞めたい」「3日で辞めた」などの書き込みが話題となっているようです。
今、このような現象を生じているのは、1987年から1996年に生まれた「さとり世代」と呼ばれる新入社員たちです。
もちろん、生まれた年代だけで、その特性を一括りにすることには無理がありますが、やはり、上司としては、世代ごとに現れる顕著な傾向性を無視する訳にはいきません。
「マニュアル世代であるため、曖昧な指示は本意を汲み取れない」
「頑張れば報われるとは思わず、自分にとってのメリットが見えないと頑張れない」
「能力があるにも拘わらず、周囲とのバランスを重視し突出することを嫌う」
など、時代背景を反映したその特性は、多くの上司にとってまさに異文化の遭遇ですが、否定せず、諦めず、新入社員一人ひとりと向き合うことから始めたいものです。