新入社員の入社を控えたこの時期は、管理職を対象とした研修が増える時期ですが、それらの研修に共通しているのは、若い部下の指導に関して、管理職の皆さんから、思いのほか悪戦苦闘の声があげられることです。

その理由の一つとして、管理職と若手社員では、文化やコミュ二ケーションスタイルが大きく違うことに加え、若手社員の目的意識や働き方に対する価値観の多様化があげられます。

つまり、昭和の高度成長期のように、報酬や昇進のために、がむしゃらに働かない傾向が強い若い部下の指導においては、管理職自身が、若い頃から慣れ親しんできた指導法や関わり方だけでは、通用しないという訳です。

とはいえ、ハラスメントの問題と向き合いながら、自ら考えて動く自立した人材を育てることは、管理職が果たすべき重要な役割であることは間違いありません。

となれば、まずは管理職自身が、目の前の現実を受けとめ、部下に対する関わり方を変える必要性を感じることができるかどうか。

それこそが、部下指導に関する管理職研修の要所であり、始めの一歩だといえます。