女性を管理職に登用することで多様性を活力にするダイバーシティ施策が推し進められていますが、その大きな壁になっているのが「固定的性別役割分担意識」です。

「固定的性別役割分担意識」とは、性別によって男女の役割を固定するような社会的価値観のことをさします。

先日ある式典に出席したのですが、祝辞を披露された7名のうち、日本側の登壇者5名は全員が男性でしたが、海外の大学の学長2名はいずれも女性。

まさにその光景は、日本における女性リーダーがいかに少ないかを表しているようでもあり、そのことは、その後のレセプションでも話題になっていたようです。

このように、日本には未だ「表に出るような公の仕事は男性の仕事だ」「責任ある仕事は女性には無理だ」というような根強い「固定的性別役割分担意識」が存在しているようです。

そして、注目すべきことは、その「固定的性別役割分担意識」をもっているのは男性だけでなく、私たち女性も同様に、その意識から抜け出せずにいるケースも多いということです。

本来、仕事の適性とは「性別」で決まるのではなく、その人の「能力」「特性」によって決まるべきもの。

女性が名前だけのリーダーでなく、本当の意味でリーダーとして活躍するためには、日本という国が、長い間慣行としてきた「固定的性別役割分担」という意識を転換することが急務です。