前回に引き続き、宿泊施設さまの「報・連・相スキルアップセミナー」で講師を務めました。
若い方々が多数参加された前回の研修では、個人のコミュ二ケーションスキルの向上が大きな目的でした。
しかし、様々な経験と実力を有するいわゆるベテランの方々が多数参加された本研修では、組織のコミュニケーション力をいかに向上させるかというもう一つの課題が加わります。
ところが、多くのビジネスの現場では、ベテランスタッフともなると非常に多忙な上に、業務の様々な局面を自分だけでで対処できる場合が多いため、組織の一員でありながら、どうしても報連相などのコミュ二ケーションが、省略されてしまうこともあるようです。
しかし、ベテランスタッフが、組織にいながら個人商店のようにそれぞれが独立した存在となり、他者とのコミュニケーションが活発に行われないことは、組織にとっては実に大きな損失です。
なぜなら、経験の少ない若年層のスタッフにとって、ベテランの経験や知恵をコミュニケーションを通して共有することは、大きな学びであり、さらに成長するための絶好の機会となるからです。
自分と異なる経験や考え方をもつ人と交流することは、自分の人間力を鍛える絶好のチャンス。
出会いの春、新しいスタートの春、さらに積極的なコミュ二ケーションを心がけたいものです。