技術系の企業様が主催された「ロジカルコミュ二ケーション研修」の講師を務めました。
ビジネスにおいて、わかりやすく説明し相手から納得を引き出すスキルは必須ですが、頭の中にある経験値や技術の共有化しなければならない技術者にとって、ロジカルコミュケーションは、非常に重要です。
とはいえ、ロジカルコミュ二ケーションを極めれば、ビジネスが上手くいくのかというと、決してそうではありません。
現に、頭でっかちでない人間力の高いリーダーを育成するために、アメリカの大学のMBAでは、ロジカルコミュ二ケーションと共に、エモーショナルコミュニケーションが学ばれているという実に興味深い事実もあります。
このことからもわかるように、企業が社会や人間生活に価値を創造するビジネスにおいては、理論的であったり、黒か白かという価値判断だけでなく、人間のもつ情緒的で、数値にもできないエモーショナルなものも重視しなければならないという側面があります。
特に、他者との円滑な人間関係を重視し、ハイコンテクストな文化が根強い日本のビジネススタイルにおいては、どのような職種であれ、ロジカルとエモーショナルという二つのコミュニケーションを使い分ける能力が不可欠といえます。
今回の研修では、伝えたいことがきちんと伝わる「話しの組み立て方」や、論理的に話すための「情報の整理の仕方」など、職場ですぐに活かせるロジカルコミュニケーションの基本を学びました。