とにかく、仕事は、基本的には「即レスポンス」、つまり、すぐに反応、対応することが大事です。

言い換えれば、反応が遅い、仕事が遅いということは、相手に対しても、仕事に対しても「誠実」ではないということを意味します。

さらには、仕事を依頼する上司やエグゼクティブの立場からすれば、一つの仕事を託す場合、例え締め切り前にその仕事を仕上げたとしても、その仕事にかかる時間が長ければ長いほど、上司の評価は下がります。

それはなぜかというと、上司が提示する締め切りは、「最終ゴール」だからです。

仕事は、出来るだけ早く仕上げて上司にあげれば、万が一ミスや手直しが発生しても、時間的に余裕があるため充分対応が可能です。

また、仕事を「前倒し」で仕上げてくる社員は、他の人よりもさらに多くの仕事をすることができますし、部下の仕事が早ければ、上司の仕事も加速します。

つまり、「即レスポンス」や「前倒し」は、上司にとっても、部下にとっても効果的、かつ効率的に、より多くの価値を生むことができるという訳です。

現に 秘書は、アグレッシブに働くボスのもとで、常に何が起こるかわからないという状況に置かれているため、出来るだけ手許の仕事を迅速に対処し、次の仕事や有事の時に備えます。

つまり、秘書は、上司の求める最終ゴールとは別に、日々「私のゴール」を「前倒し」で設定し、「即レスポンス」で目の前の仕事を片付けながら次々に起こる突発事項に備えなければ、秘書として業務を遂行することができないのです。

ただし、秘書は、「前倒し」で仕事を仕上げても、状況によっては、相手へのアプローチのタイミングを計り、あえて戦略的に「即レスポンス」をしないこともあります。

それはさておき、ビジネスが多様化、複雑化、グローバル化、スピード化する今、「即レスポンス」、そして「前倒し」は、誠実の証でもあり、ビジネスには欠かせない重要な視点であるといえます。

2015.6.12