仕事をする以上、どんな職種であれ、ビジネスパーソンには、高いコミュ二ケーション能力が求められます。
特に、秘書という仕事は、トップマネジメントにまつわる重要な情報を取り扱うため、秘書の対応次第では、直接トップの仕事に大きな影響を与えてしまいます。
そのため、秘書の「コミュニケーション能力」や「情報対応能力」は、非常に重要な能力の一つであり、そのレベルが、秘書自身のレベルを図る一つの「ものさし」になるといっても過言ではありません。
ですから、プロフェッショナルな秘書であればあるほど、「対人関係能力」と「情報対応能力」が高いと言えます。
今回の研修では、秘書業務の中で 実際に起こり得る 様々なケースについて、どのように情報を取り扱えばよいのか、受講者全員で、アイデアを出し合い シェアしました。
今回取り上げたケースは、「必要な情報と そうでない情報の見分け方」「担当しているボスに不都合な 情報の取り扱い方」「伝え方が難しい 厄介な情報の取り扱い方」などです。
また、今回のケーススタディは、できるだけ多くの視点をもてるよう、また、出来るだけ多くの対処法を導き出すことをめざしました。
なぜなら、秘書の仕事には、答えが一つでは通用しないからです。
ある時は「柔軟に」、ある時は「臨機応変に」...時に応じて、相手に応じて、状況に応じて、「何通りもの答えを導き出せる」...それが、秘書に「不可欠な能力」だからです。
いずれにせよ、「人と情報に強い」...これが「プロフェッショナルな秘書」の「絶対的条件」です。