二日間に亘り 開催された今回の講座は、現二代目社長や、次期二代目社長にご就任予定のヤングエグゼクティブの皆さまを対象として行われました。
若くして社長や専務といった要職に就いて経営に携わり、親子ほど年の離れた財界のトップと、会合や社交の場で同席することも多くなったという皆様方が、身につけなければならない「帝王学」は非常にハイレベルです。
また、いくら若くても、組織のマネジメント層として仕事をし、財界にデビューする以上は、「平成の今どきの文化」と、「昭和の古き良き時代の文化」の双方を身に付け、使い分けることのできる能力が必要です。
なざならば、ビジネスシーンでは、平成世代の若手社員や、自分よりも年齢が上の部下と共に働けなければなりませんし、社交においては、親子ほど歳の離れた各界のエグゼクティブに対応できる力が求められるからです。
とはいえ、経営や労務などのマネジメントを学ぶ機会はあるものの、コミュニケーションや社交術、接待術などについて学べる機会は、実は非常に少ないようです。
さらに言えば、ハラスメントの観点から、ゆとり世代や女性を対象としたスキルを学ぶ機会は増えていますが、昭和時代の文化を色濃く背負った、エグゼクティブに対応できる「コミュニケーション」や、「作法や流儀」を学べる機会が少ないようです。
ところが、若いエグゼクティブの皆さまを一番悩ませ、今さら人にも聞けない...というのがこの分野。
ということで、休憩中にも拘らず、「料亭の作法」や「接待の流儀」について、多くの質問が寄せられ、大変に白熱した研修となりました。