幼児教育を志す短期大学生、約450名を対象とした「夏季集中講義」を担当しました。
栄養士や保育士などの職種をめざす学生が、マナーやコミュニケーションを学ぶ場合は、当然ながら、その業種や職種に求められる知識やスキルを学ぶことが重要です。
例えば、保育士や幼稚園教諭をめざす学生は、もともと教育者をめざすほどですから、児童対象のコミュニケーションは得意な学生が多いのですが、保護者対象のコミュニケーションを、学生時代からしっかり学ばなければならないと私は考えています。
なぜならば、マナーやコミュニケーションを習得するためには、時間がかかりますし、何度も何度も繰り返すことが重要だからです。
では、保育士や幼稚園教諭などをめざす学生に必要な「コミュニケーション能力」とはどのようなものか?
というと、例えば、児童には「先生の言ってること、わかりまちゅか~あ..」と言っていたとしても、お迎えに来られた保護者に対して、「私の言ってること、わかります?」では失礼にあたる...ということが、理解できるかどうか...
ひとことで言えば、児童と、保護者への対応をきちんと区別し、相手に応じた対応ができる「コミュニケーション能力」が必要なのです。
ましてや、「子供を育てることは、未来を創ること」。
ですから、私も心して登壇しています。