ボスの対外的な社交に関する秘書の業務として、手土産の手配がありますが、相手のバックグラウンドや趣向に合わせて、何を選ぶかは、まさに秘書の「センス」と「情報収集力」がものをいいます。
私も秘書時代には、ご自身が品種改良してバラをお育てになるような花がお好きな社長には、バラ以外の季節の花でフラワーアレジメントを。
また、海外から着任され、卵かけご飯がとにかく食べたいとおっしゃるお客様には、即日 某所のこだわりの卵を手配したりと、お送りする相手のことを考えながら手土産を選ぶのは、とても楽しいひと時です。
とはいえ、皇族の方々へ献上する場合は、熨斗(のし)の上書きや、熨斗のかけ方にも独特の決まりごとがありますので、楽しんでばかりはいられません。
それはさておき、私も愛用し、女性に喜ばれる手土産といえば「サヴォン・ド・タワラヤ」。
これは、京都の老舗「俵屋旅館」でも使われている、究極の和のテイストの石鹸です。
相手を思う心を込めて...手土産はコミュニケーションの大事なアイテムです。