本日第2回目の研修は、秘書が行う事務系の業務の中でも、わりと難易度が高いとされる「ビジネス文書」。
秘書30余名に加え、事務系のアシスタント業務を担当されているオフィスプロフェッショナルの方々も併せ65名が参加されました。
秘書が業務範囲とする「儀礼文書(社交文書)」に関しては、さまざまな知識やノウハウが求められます。
例えば、(拝)(代)(内)などの表記を用いる「署名の仕方」や、「(御)机下」「梧下」「玉案下」「御許へ」などの「脇付」の書き方、また、「封」「〆」「緘」などの「封字」の書き方などが、それにあたります。
これらは、平安時代から発達した「書札礼」といわれる「書状の形式などに関する慣例的な規定が簡略されたもの」ですが、時が流れた平成の現代であっても無くなることのない相手を思いやるための素晴らしい「和の文化」です。
研修終了後、受講者からは、「秘書の研修の中では、ビジネス文書が一番興味があった。ビジネス本などでは学べない内容も多かったので勉強になった。」「知識ばかりでなく、文章の作成のコツや、相手に応じた文書対応が学べたので大変に役に立った」などのコメントが寄せられました。