秘書概論と就職活動

短期大学で、秘書概論の授業が続いています。

今どき秘書をめざす学生はほぼ皆無ですが、社会人基礎力を養成するために、秘書系の授業を今も実施している短期大学が少なからず存在しています。

これはあくまでも私見ですが、就職後に役立つ知識やスキルは、就職活動においても非常に役立つため、ある意味、一石二鳥の効果を狙っているとも言える訳です。

そもそも学生が挑む就職活動は、学生でありながら、かなり高いビジネススキルが求められます。

例えば、電話かメールはさておき、学生が苦手な敬語を使い、まずは企業の担当者に連絡をしてアポイントメントを取り、企業を訪問しては、関係書類を送るといった作業は、学生にしてみれば、恐怖以外の何ものでもありません。

ましてや、そのようなビジネスの基本的なスキルを、そもそも学生が持ち合わせているはずはありません。

その上、企業とのコミュニケーションの取り方をはじめ、就職活動の作法といわれるものは、時代と共に変化していきます。

だからこそ大事なことは、教える側が、学生には全く必要のない、さながら古典のような自身の過去の経験や実績を語る、“時代錯誤の教える人”にならないこと。

まさに我が国の政局を見てもしかりですが、求められるニーズを的確に把握し、最大限にそれに応える。

話しはかなり飛びますが、大学講師も政治家も、日々進化し続けなければ、未来はないと痛感します。

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