大学と社会の往復作業を続ける理由

幼児教育者をめざす学生が学ぶ短期大学で、15コマを担当する夏期集中講義が終わりました。

2校の短期大学の非常勤講師として教壇に立ち始めて、早いもので10年になります。

そもそも、私がなぜ、大学の非常勤講師を続けているのかというと、その理由は明快です。

多くの優秀な幼児教育者(特に保育士)を育成しなければ、女性が安心して子供を預けて働くことが難しくなるからです。

さらに言えば、多くの優秀な幼児教育者を育成することは、女性の活躍推進を後押し、さらには、我が国の未来を創ることにつながると考えるからです。

私にとって、大学におけるZ世代と呼ばれる若い皆さんとの交流は、社会人教育に携わる上でも非常に意味があります。

私自身が大学講師だからこそ、Z世代の部下をもつ役員や管理職の皆さんに対して、通訳のような役割を果たすことが可能となります。

逆に、社会に足場をもつ教員だからこそ、ビジネス社会の現実や、求められる人材像や知識、スキル、コンピテンシーなどを、リアルに学生の皆さんへ伝えることができます。

これからも大学と社会の「往復作業」を続けながら、「Z世代の部下」と「昭和世代の上司」の関係に、役立つアプローチができればと考えています。

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