仕事はあえて「空白の時間」を確保して「リスクマネジメント」する 【秘書の仕事術(5)】

ビジネスパーソンの中には、とにかく一日のスケジュールがいっぱいでないと、安心できないとう人も以外と多いようです。

ですが、ビジネスは変化の連続ですから、スケジュールに組んだ仕事がその通りに運ぶどころか、むしろ、一日が終わったら、当初の予定とは全く違うことになっていたということも珍しくはありません。

そもそも、スケジュールをつくるということは、仕事をプロデュースすることであり、実は非常にクリエイティブな作業なのです。

現に、私も秘書時代を振り返ると、お客様第一で動く社長のスケジュールは変化の連続で、秘書として働くことは、臨機応変の対応力を鍛えられる日々でもありました。

朝の段階では、来客や外出含めても数件のスケジュールが、一日が終わってみると、対応したお客様は数百人。

その上、次々に想定外のことが起こるボスのスケジュールは、まさに状況に応じて、自在に変化しながら価値創造する時間の連続。

とはいえ、変化の時代を生きるビジネスパーソンは、日々のスケジュールに、有事の際には臨機応変に対応できるような「空白の時間」を確保することが重要です。

時には、せっかく時間を確保したにも拘わらず、想定外の突発事項が起こらないという場合もあるかもしれません。

そのような場合は、その「空白の時間」を利用して、やるべき仕事を「前倒し」しながら、手許の仕事を片付けていくのです。

このように、一日のスケジュール上で確保する「空白の時間」は、リスクマネジメントの観点からも、いざという有事に備える決してムダではない時間なのです。

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